蛍火のような恋だった



だからみんなの反対を押し切って、私は今まで出来なかったこと、やりたかったことを最期の半年間に捧ぐことにした。

引き出しの中から、小さなノートを取り出す。

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《やりたいことリスト》
□中学校に行ってみたい!

□友達を作る!

□彼氏と放課後デートしてみたい!

□海に行きたい!

□彼氏と夏祭りデート!

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うんと時間をかけて考えたけど、結局思いついたのはこれだけ。

そのうちのひとつは、明後日には叶ってしまう。

私はノートを片手にしたまま、ベッドに寝そべって、たった3行の文字を見つめる。

「うーん、1つ目はすぐ叶うとして…3つ目は無理かなぁ…あーあ!私も恋のひとつやふたつ、してみたかったなあー」