蛍火のような恋だった



「そうだ。私も、凪くんに渡したいものがあるの」

引き出しの中から、綺麗にラッピングされた包みをとりだす。

「はい、これ。ちょっと早くなっちゃうけど、誕生日プレゼント。凪くんの誕生日に渡せないと困るでしょう?だから、今渡しておこうと思って」

「…開けてもいいか?」

「うん」

ラッピングを丁寧に開けると、中にあったのはサッカーボールのキーホルダーと、ネックレス。

「ずっと前から、凪くんに似合いそうだなって思ってたの。でも私じゃ買いにいけないから、私のお小遣いで、お母さんに買ってきてもらったの」

「ありがとう、ずっと大切にする」



その夜、俺と蛍はいつまでも満点に広がる星空を見上げていた。