「莉奈ちゃん」
「おばあちゃま」
とても60代には見えない若々しい姿で空港に現れた涼の母が莉奈に手を振る。
最近ビデオ通話で何度も顔を合わせている莉奈はすっかり慣れた調子で駆け寄っていった。
「柚葉さん、お迎えありがとう。本当は主人も来たがっていたのだけれど、仕事で海外に行っているものだから一緒に来ることができなくて、ごめんなさいね」
「いえ、お母様もお忙しいのに、わざわざおいでいただいてありがとうございます」
柚葉が倒れたことは当然涼の両親も知っているし、何度も電話で話している。
以前は玲奈の意地悪もあり涼と柚葉の関係に賛成とも反対とも取れない立場をとっていた涼の両親だが、今は2人の関係を祝福してくれている。
「莉奈ちゃんにはたくさんおもちゃを持ってきたのよ」
まるで子供のように満面の笑顔を見せる涼の母。
よく見れば後方から使用人らしき人が数人ついてきており、押しているカートには大きな荷物が載せられている。
どうやらそれらはみな莉奈のお土産のようだ。
「母さん、何でもかんでも買い与えないでくれよ」
「何を言ってるの、今まで何もしてあげられなかったんだから、その分これからは何でも買ってあげるわ」
珍しく涼が渋い顔をしたが、涼の母は気にする様子もない。
この先の展開に若干の不安を感じながらも、莉奈が愛されていることを柚葉は幸せだと感じた。
「おばあちゃま」
とても60代には見えない若々しい姿で空港に現れた涼の母が莉奈に手を振る。
最近ビデオ通話で何度も顔を合わせている莉奈はすっかり慣れた調子で駆け寄っていった。
「柚葉さん、お迎えありがとう。本当は主人も来たがっていたのだけれど、仕事で海外に行っているものだから一緒に来ることができなくて、ごめんなさいね」
「いえ、お母様もお忙しいのに、わざわざおいでいただいてありがとうございます」
柚葉が倒れたことは当然涼の両親も知っているし、何度も電話で話している。
以前は玲奈の意地悪もあり涼と柚葉の関係に賛成とも反対とも取れない立場をとっていた涼の両親だが、今は2人の関係を祝福してくれている。
「莉奈ちゃんにはたくさんおもちゃを持ってきたのよ」
まるで子供のように満面の笑顔を見せる涼の母。
よく見れば後方から使用人らしき人が数人ついてきており、押しているカートには大きな荷物が載せられている。
どうやらそれらはみな莉奈のお土産のようだ。
「母さん、何でもかんでも買い与えないでくれよ」
「何を言ってるの、今まで何もしてあげられなかったんだから、その分これからは何でも買ってあげるわ」
珍しく涼が渋い顔をしたが、涼の母は気にする様子もない。
この先の展開に若干の不安を感じながらも、莉奈が愛されていることを柚葉は幸せだと感じた。



