「恭介が俺と似た背格好なのは知っているだろ?」
「ええ」
確かに、恭介と涼はとても似ている。
背格好や体格だけでなくその雰囲気まで似ているから、柚葉は恭介を見て涼のことを思い出すことさえあった。
でも、入院患者であれば診察だってあるだろうし、簡単にごまかせるとは思えない。
「週末には退院予定だからこれと言って治療もないし、食事も母が神崎の家から運ばせてくるから病院のスタッフと会うこともない」
「だからって、人をだますような行動は感心しないわ」
「いいんだよ。これも今まで柚葉の消息を知りながら俺に黙っていたペナルティーだ」
「それは・・・」
そのことを言われると、張本人の柚葉は何も言えない。
「それだけ、俺は柚葉に会いたかったんだ」
「涼」
真っすぐに柚葉を見下ろす視線が、ゆっくりと距離を詰める。
涼の瞳に映った柚葉の顔が大きくなっていき、そのまま吸い込まれて行った瞬間、やわらかな感触が唇に重なった。
初めは優しく、そのうち貪るように、開いた隙間からは涼の体温が流れ込み、二人の熱が同化していく。
柚葉は夢の中にいるような気持ちで涼を受け入れていた。
「ええ」
確かに、恭介と涼はとても似ている。
背格好や体格だけでなくその雰囲気まで似ているから、柚葉は恭介を見て涼のことを思い出すことさえあった。
でも、入院患者であれば診察だってあるだろうし、簡単にごまかせるとは思えない。
「週末には退院予定だからこれと言って治療もないし、食事も母が神崎の家から運ばせてくるから病院のスタッフと会うこともない」
「だからって、人をだますような行動は感心しないわ」
「いいんだよ。これも今まで柚葉の消息を知りながら俺に黙っていたペナルティーだ」
「それは・・・」
そのことを言われると、張本人の柚葉は何も言えない。
「それだけ、俺は柚葉に会いたかったんだ」
「涼」
真っすぐに柚葉を見下ろす視線が、ゆっくりと距離を詰める。
涼の瞳に映った柚葉の顔が大きくなっていき、そのまま吸い込まれて行った瞬間、やわらかな感触が唇に重なった。
初めは優しく、そのうち貪るように、開いた隙間からは涼の体温が流れ込み、二人の熱が同化していく。
柚葉は夢の中にいるような気持ちで涼を受け入れていた。



