莉奈のお弁当を届けた帰り道、柚葉はふと海岸沿いの道に出た。
仕事をさぼるつもりはないが、出勤までにはまだ時間があり寄り道をしようと考えた。
関門海峡を流れる水面を見つめながら、思い出すのはやはり涼と過ごした時間。
当たり前のように涼が隣にいて、柚葉は寄り添っているだけで幸せだった。
ーーーあの頃はいつも涼に頼ってばかりだった
もう二度と、涼と共に過ごす時間はないのかもしれないと思うと、湧き上がってくるのは後悔の念。
一緒にいるときに、もっとたくさん話をすればよかった。
あんなに大切にして慈しんでもらったのに、「ありがとう」の言葉が伝えられなかった気がするし、「私も涼が大好きだよ」と口にできなかった。
キラキラと輝く海を見つめながらそんな思いにふけっていると、柚葉は瞼の奥が熱くなっていくのを感じた。
仕事をさぼるつもりはないが、出勤までにはまだ時間があり寄り道をしようと考えた。
関門海峡を流れる水面を見つめながら、思い出すのはやはり涼と過ごした時間。
当たり前のように涼が隣にいて、柚葉は寄り添っているだけで幸せだった。
ーーーあの頃はいつも涼に頼ってばかりだった
もう二度と、涼と共に過ごす時間はないのかもしれないと思うと、湧き上がってくるのは後悔の念。
一緒にいるときに、もっとたくさん話をすればよかった。
あんなに大切にして慈しんでもらったのに、「ありがとう」の言葉が伝えられなかった気がするし、「私も涼が大好きだよ」と口にできなかった。
キラキラと輝く海を見つめながらそんな思いにふけっていると、柚葉は瞼の奥が熱くなっていくのを感じた。



