その先の言葉を言おうとした時、車は国道に入る直前で、柊子さんは右折する為にハンドルを大きく回した。
すると近くまで来ていた、多分どこかの車のサイドミラーに当たった陽の光が私に思いっきり私に直撃する。
「───!…眩しい……。」
私は話を中断し、反射的に閉じた両目の上から更に右手の甲でガードするように光を遮断した。
「ふふっ…“私がリアライズのリーダーになって皆を引っ張っていきたい。”でしょ?」
私の代わりに柊子さんが嬉しそうにそう言った。
やっぱりちゃんと覚えていてくれたんだ。
「うん。」
「ここのところ、寧音のご機嫌があまりよろしくなかったみたいだけど、私がちゃんと言っておいたから。次は本当に大切な出演になるんだからって。だから、きっと明日は大丈夫よ。」
こういうところ、しっかり見抜かれちゃうのは私達五人をいつも大切に思っていてくれるからこそ。
響香だけじゃない、私には信じられる大事な人がここにも居る。
「ありがとう。…私、頑張る。あ、うん…もちろん五人で、ね!」
