「ごめんなさい…。」
冷えてしまってトイレにこもってた、とか色々誤魔化す理由はあるけど、今は言い訳はしたくない。
「もしかして、何かあった…?」
涙の後はちゃんと消したはずなのに“さっきまで泣いてました”っていう顔でもしてたんだろうか、私は。
柊子さんは顔は強張らせたままで私を追求する。
「本当に反省してます。だからもう許して。」
私は弱った態度でこう言うしかなかった。
「もう…!しょうがないわね。」
いつもの私と変わらない、って思ってくれたのかどうかはわからないけれど、軽くタメ息をついてから笑顔を私に見せる。
私もそれに、多分ぎこちなく、ではあったと思うけど、笑顔で返した。
