こうして私の片想いは、密かな憧れのまま誰かに知られる事もなく、静かに幕を下ろした。
でも、これで良かったんだと思う。
そう思ったらなんだか爽やかな開放感があった。
…うん、もう行こう。
また再び、二階に戻っていつものエスカレーターの頂上までやって来ると、ちょっとした時間のあいだにいつのまにやら一階のエントランスは外部からの来客で賑わい、かなり混雑していた。
私の良く知っている、若葉テレビらしいエントランスの景色。
やっぱり、何度この場所に立っても私はこの場所が好きだ。
今だけはここは私の為の場所なんだって思ったっていい。
だから明日の生放送もきっと大丈夫。
絶対に私達らしく、五人のリアライズで成功してやる───。
