「こちらこそ、ありがとうございます。こんな機会は中々無いので。今日の見学は本当に楽しかったです。」 私は栗原さんに深々とお辞儀をした。 「朱理!お互いに頑張ろうね。」 私が顔を上げると、響香は自分の肩の前で手のひらをパーの形に作っている。 「うん、頑張ろう!」 私も同じように手パーにして、それに応える。 “パンッ─!” 手と手を合わせた音は気持ちのいい音を立てて、その場に響いた。 あぁ、私達はやっぱり親友同士なんだって、再確認した。