事務所を出て帰宅してからも、今日一日、色々あった事がグルグル頭の中を巡っていて、どうにもこうにも私の心はちっとも落ち着かずにいた。
柊子さんに話を聞いてもらおうか、と思ったけど、今日は柊子さんの久々のオフの日だった。
あんなにいつも仕事熱心で私達五人の世話を焼く為に東奔西走しているのだから、せっかくのオフの日くらいはゆっくりしてほしい。
事務所のスタジオで、雫と最後に話していた事を思い出す。
「そうだ!去年やり残した大掃除の分もあるし、昔のものでも整理するか!」
言い聞かせるように放った言葉は独り言にしてはやけに大きくて。
心が落ち着かない時は掃除でもして紛らわす、のが外に出ずにできる最良の気晴らし、と考えて私は寝室にある一番大きなクローゼットに向かう。
