「凄くキレイに撮れてる!…専属モデルになれて本当に良かったね。だけど今度は単独で表紙を飾る雫を見たいな。」
開かれたページの雫はドット柄のワンピースを着て溌剌とした笑顔を作っている。
それは、ちゃんとしたプロの表情をしている、と思った。
そして今、私の目の前に居る雫もプロとして未来を見据えた顔をしている。
「うん、そう。単独で表紙に載る。それが今の私の個人の目標なの。」
頼もしい返事が返ってくる。
「…ね、そういえば朱理だってモデルの仕事、だいぶ前にしてたよね?あの響香さんっていう朱理と仲良しの女優さんと。」
「あぁ、雫や皆んなとリアライズを結成する前の事でしょ。私のはたいしたのじゃないよ。中学生向けの雑誌の仕事だしね。…ん〜、でも懐かしいなぁ。」
ぼんやりと、私は昔を思い出すのだった。
