「本当にごめんね、胡兎。急にこんなこと打ち明けても困惑しちゃうよね…。」
雫は胡兎を気遣うけれど、私は雫は胡兎に対して優しすぎるんじゃないかと思った。
本当に、なんで胡兎がこんなに苛立っているのかもよくわからないし。
なんだろう…?胡兎の中では描いていた雫と和哉君、自分と淳平君による楽しいグループ交際の予定がなし崩しにボツになって、自分の思い通りじゃないって怒っているのだろうか?
だとしたら、あまりに身勝手で馬鹿馬鹿しくて、呆れるしかない。
「あのねぇ、わかんないのは胡兎の方だよ?なんでそんなしつこく雫個人の問題に口挟むわけ!?」
私もつい口調がキツくなる。
「ね、ねぇ…朱理もちょっと声が大きいかも。」
「え?あっ…。」
雫に言われて慌てて口をつぐむ。
