「そうか。頑張れよ。…それから柊子には感謝しておけよ?オレよりもな。」
「あ……。」
そうだった。
番組の制作サイドにグループでの出演をプッシュしてくれていたのは柊子さんだった。
「あの!オレも。オレも頑張りますんで!」
宮敷さんもここはすかさずアピールに出る。
「おう。お前はこれからもしっかり朱理を支えろよ。じゃあな。」
それだけ言うと、私達二人に背を向け再びスタジオセットの裏に戻っていった。
「…“これからも、”ってなんだろうな?これまでも司会のメインは朱理でオレの方がアシスタントって思われてたのか?もしかして。」
「あ、いや…え〜と、多分それは言葉のあやっていうやつだと思う。」
「でも、確かに今、“朱理を支えろ”って言い切ったぞ。」
