「そ、それはそうだけど…。」
ちょっと痛いところを突かれたかもしれない。
せっかくキー局の番組に出られるっていうのに、メンバー個人を覚えてもらうアピール無しじゃ意味がない。
「胡兎ちゃんはいつもおしゃべり…いや、いい意味でね?こっちからどんどん話を振っても大丈夫そうだと思ってるんだけど、それもダメ?」
「えっ、なんで胡兎がおしゃべりだって知ってるの?」
「胡兎ちゃんはローカルの朝の番組でキッズダンスの先生をやってるじゃん。アレ見てこの子はトークもイケるかもなって…」。
あの番組を宮敷さんが見ているとは意外だった。
でも、なぜか肝心の胡兎本人は今回の出演にあまり乗り気じゃない感じで、ここを大丈夫、とするのは心許なかった。
