「大袈裟だな〜。無茶な真似はしないから、大丈夫。安心して!」





なんだか妙に張り切る胡兎に私は不安を覚えるけど、こういう時は止めても無駄だって知ってるからそれ以上はなにも言わなかった。











深夜遅くなり、胡兎がタクシーで帰ってからも、私はこれから先の事を思うと胸騒ぎが止まらなくなり、なかなか寝付けなかった。




私の部屋のテーブルの上にはパソコンが開かれたままになっていて、ルミノサイトのページも、もちろんアップされてそのままの状態。








胡兎は帰り際に言っていた。






「こんな事言っちゃアレだけど、今日いなかった他の二人も実際はどうなんだろうね。最悪の場合、ルミノサイト自体、全員がクスリに染まってる薬物グループだったらどうする?」





冗談とも本気ともいえない発言だったけど、それは自分でもどうしてなのか不思議なほどに、画面に映るセンターの人物への、どこか不謹慎な関心を募らせずにはいられないものだった。