「とにかく、あの抜かりなさそうな淳平君が自分達のグループのバレたらマズいような事を自ら外に晒すって有り得ないと思う。」





これは本当にそう思う。





「…だからそれはさ〜博巳君は連絡つかないし、麗斗君だってドラマのロケで来れないから仕方なく…。」






「違う。そんなわけないでしょ。もし透君が私達の想像どおりだったとしたなら、淳平君はあのグループごと、もう捨ててるんだと思う。」




酷いけど、これも本当だと思う。





「捨ててるって…。なんでいきなりそうなる!?」




胡兎は目を丸くして私の言葉に若干ひいているけれど、それでも構わず私は話を続ける。





「だってもう長いことルミノサイトの仕事って無いんでしょ?どうして仕事が無くなったのか、透君が原因なのか知らないけど、ともかく今後グループの活動が復活するとは思えない。」