桜が満開の季節┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

　「るのー?そろそろ起きなさーい!」
　
　「はぁぁい」

眠たいながらも楽しみが勝って私はすぐに起きた。

そう、その理由は、、、

　私、佐々木 瑠乃は高校生になったから!!

　中学3年生からずっと目指してたこの花咲学園に入学できることになってすごく嬉しい。

花咲学園はインフルエンサー、芸能を目指してる子や、有名な財閥の子供なども通っているエリート高なの!

私は何にも取り柄が無かったから一般入試で入学した。

気合い入れて準備しないとね!!

今日は入学式で、ポニーテールをしてさっそく学校へ向かう。

「よしっ!これで完璧」

「いってきまーす!!」

お母さんにそう言って家を出た。

高校生楽しみだなぁー、文化祭とかどんなだろう、??

そんなことを考えながら歩いていると、道端でうずくまってる人が目に入ってきた。

ええどうしよう。大丈夫かな、でも話しかけるの苦手だし、

でもやっぱり

　「大丈夫ですか??」

勇気を振り絞ってその人に声をかけた。

　「ごめんなんか飲み物ない??」

　「あっ!さっき自動販売機で買った水あります!」
　「一口も飲んでないので安心してください」

　その男の人は私と同じ花咲学園の制服を着ていてどうやら体調が優れないみたいだった。

　顔は髪の毛でよく見えないけど、凄く綺麗な金髪、、

　「君1年生?」

　「あ、そうです!」

　「じゃあ入学式遅れちゃうじゃん、俺もう大丈夫だから行 って」
　「迷惑かけてごめんね、水ありがとう」

　その先輩らしき人に言われて私は心配ながらも先に学校へ 向かった。

学校へ向かう最中もずっとその先輩が心配だった。

　でも初日から遅れるわけに行かないし、急がないと!