地味子には秘密があるらしい!

 そこで視線を移してみれば、隅で縮こまっている恭弥を発見。

ぎょっと目を見張らせ、様子を伺うように近づいていく。

 「えっ、あの……恭弥どしたん?」

そう問えば、膝に顔を埋めた恭弥からはくぐもった返事が。

 「自分でもわからないぃ」

悲痛な声だった。更にどうしたのかと対応に悩む。

辛いのか、苦しいのか、今の一瞬で何があったのか……見当もつかない。

課題のことでも思い出したのだろうか?と困惑していれば。

優貴と話していた虹季もこちらに気がついたのか、焦ったように駆けつけてくる。

 「うわっ。恭ちゃんどうしたの!?大丈夫!?」

 「うん……ちょっと調子変だけど、大丈夫」

 「それ大丈夫って言うのかな!?」

 「恭弥くん大丈夫?体調悪いなら保健室行く?」

 「遠藤先輩、大丈夫です……本当に……」

結局全員で恭弥の周りに集まっていれば、突如として開く扉。

誰が開けたのかと思えば、その先には噂の壱夜さんが。