地味子には秘密があるらしい!

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 「え、壱夜に告白されたの!?」

 「はい。なぜか知りませんが」

放課後、休憩部屋に居た優貴に事情を説明。

すると優貴はよほど驚いたのか、抱えていたぬいぐるみを落としてしまった。

そんなに驚くことなのか?と思いながらうさぎを拾う。

それを優貴に手渡せば、ようやっと意識が戻ったようだった。

しかし優貴よりも反応が大きかったのは、あのテンション馬鹿高ボーイ虹季だ。

目を爛々とさせながら、大声でこちらに詰め寄ってくる。


 「ええ!?壱夜くんが!?あの壱夜くんが!?遊香ちゃんに!?告ったの!?」

 「え、うん……そうだけど……」

 「じゃあ二人が付き合ったらさ、結婚式呼んでよ!僕絶対にブーケ掴んでみせるから!」

 「段階飛ばしすぎじゃない?」

距離の近い虹季に引いていれば、優貴が慣れたように宥めてくれた。

さすが生徒会長……と感心しながら、近くにあったジュースを飲む。