地味子には秘密があるらしい!

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 「じゃ、虹季はジャガイモの皮むきお願い。私は人参するから」

 「らじゃー!」

台所に立ち、野菜たちの準備を進めていく。

スーパーで調達してきたばかりで、どれも新鮮。

恭弥にはソファで休んでもらい、二人でせっせと働く。

そんな中、虹季がピーラーを動かしながら話しかけてきた。


 「遊香ちゃん、本当にありがとね。色々と」

 「ん?料理のこと?」

 「それもそうなんだけど……ほら、入学式の日に恭ちゃんを助けてくれたお礼」

 「ああ……でもお礼は既に貰ってるよ?」

 「いやそうなんだけどさ、うーん。遊香ちゃんには話してみてもいっかな」

 「え、なんか大事な話?」

包丁を動かす手を一旦止め、虹季の横顔を覗く。

すると虹季は頷いてみせた。眼差しは柔らかく、真剣。

片足突っ込んじゃったかなぁ。

包丁を再び動かし、話を聴くことにする。