地味子には秘密があるらしい!

 数分後。私たちは隣のクラスに来ていた。

目的はただ一つ、こーくんならぬ早乙女 虹季(さおとめ こうき)を探すため。

恭弥曰く、『女の子みたいな男の子。典型的陽キャ』とのこと。

童顔で中性的、低身長で声が高く仕草も可愛い……

と恭弥からは大絶賛。

社交性も高いらしく、友達100人でお山でおにぎりを食べれるような人らしい。

そんな少年が内向的な恭弥と仲が良いとは。

運命というやつか?いや、もしやレンタルフレンド!?

などとしょうもない事を考えながら、教室のドアを開ける。

 「すみません、早乙女 虹季さんはいらっしゃいますか?」

大声が出ない恭弥の代わりに、そこそこでかい声で問いかければ。

一人の少年が席から立ち上がり、こちらに駆けてきた。


 「あれ!恭ちゃん、彼女できたの?」

低身長、中性的な童顔、明るい金髪にピンク色の瞳。

それは、事前に聞いていた早乙女と一致していた。

そして早速恋人疑惑がかかる。早い、判断が早すぎる。

というか出会って数分で恋愛成就とは。

それはもはや運命共同体では?

などと内心突っ込みながら、愛想笑いを浮かべて即対応。