少し歩いた先に着いたのは小さな老舗の定食屋だった

「ここは…」

「ぼくと母さんがよく通ってた定食屋だよ、結構昔からあるんだ、味も美味しいよ」
そんなことを言いながら店内へと入ってく

すると店主が満を見て挨拶をする

「おっ!満ちゃん久しぶりだなー!引越ししてから機会がなかったからな」

「久しぶり!おっちゃん!」

「そっちは彼氏か?」

「んーいや?ぼくの執事、今はね」

「おお…あの満ちゃんがここまで惚れ込むなんて相当だなぁ君」

「いや…そんな、私なんて」

「まあ、好きな席座ってくれ」
店主がそう言えば2人はカウンター席に腰掛ける

「注文決まったら呼んでくれ」

「はーい」

満がそう返事をすれば店主は厨房に戻って行った客は満達とサラリーマンがふたりいるだけだ

「何にする?」

「…私はさば味噌定食で」

「ぼくはハンバーグ定食にしようかなここの和風ハンバーグが美味しいんだよね」

「おっちゃん〜さば味噌定食とハンバーグ定食!あと単品でだし巻き玉子!ハンバーグ定食の方はご飯大盛りで!」

「はいよ」
店主はそう言うと厨房に入ってく