「み、満様…た、助けてください…!?」
おやつを持ったことにより大量の猫に襲われてる悠を見て満は笑いをこらえる

「悠、落ち、着いて…っ…あはっ…」

「笑わないでくださいよ…!」

「大丈夫だって…高いところにあるからそうなるんだよ下に持っててあげて」
言われた通りに下にすると悠に登ろうとしてた猫たちが一斉に下に行く

「ほんとだ……」

「だから言ったでしょ?にしても…ほんとに懐かれてるな…」

「可愛いですけどね」

「悠も動物好きなんだ」

「学生の頃はよく野良猫に会いに行ってましたよ」

「今も学生でしょ」

「専門学生なので……」

「専門学生は一応学生じゃない?」

「そうなんですかね」

「じゃない?」

満は膝に乗ってきた猫を撫でながら悠はたくさんの猫におやつをあげながらのんびりと話す

「満様はこうやってのんびり過ごすのがお好きなんですか?」

「好きだよ、こうやって特別なことなんてしてないゆっくり過ごすそれがぼくにとっての平和な休日かな、だから悠ともそんな日々を過ごせると嬉しいと思う。」
満は愛おしそうに悠の事を見つめる

「っ…!!満様…ズルいです、貴方はいつもそうやって私の事をからかう…」
悠は少し顔を赤くしながら満から目を逸らす

「からかってなんか無いよ、全部本当の事だから、あっそろそろ時間かな」
満は膝に乗ってた猫下ろす

「また今度会いに来るからな」
そう軽く手を振った

悠も猫達に軽く挨拶をして2人は店内を出た



「やっぱ久しぶりに見る猫は可愛かったね」

「はい、満様の意外な1面を知れてよかったです」

「それは良かったなの?」

「はい、私はまだ貴方の事を全部知らないんだなと改めて思いましたよ。」

「じゃあもうひとつぼくについて知ってもらおうかな?」
そう言い再び歩みを進めた