そもそもなんで、ぼくあんな事聞こうと思ったんだ…!! 別に悠の事なんてなんとも…てかそもそもぼくたちは執事と主人なんだから……

「満ー?悠置いてきたのか?」

「えっ!?いや、あまりにも遅かったから」

「……何かあったな」

「何もないからな…!!」

「いや、それは何かあった反応なんだよな〜」

「ところで、その…」

「あっ悠!」

「はぁ…満様…急に置いていかないでください…!」
そう言い息を切らしながらドアを開ける

「ごめん…」

「で、満はさっき何か聞こうとしてたよなー?なんだった?」

「いや、何でもない…それより!早く片付けないと」

「そうですね」
そう言うと片付けだす

「そう言えば旦那様が満様に話があるって仰っておりました。」

「分かった、今から行った方がいいやつ?」

「そうですね、先程呼ぶように言われていたので」

「分かったじゃあ言ってくる、それとあとの片付け頼んだよ」

「はい、かしこまりました。」

「わかった!!」

そう言いぼくは部屋を出た

てか話ってなんだろう、なんかやらかしたっけ、てか割と好き勝手やってる気がするなぼくまあ怒られて当然ではあるか
そんな事を考えてると書斎の前へ来ていた

「父さん、何?」

「満、これは君にとって大きな成長となると思う」

「大きな成長…?」

「1週間後大企業の社長や財閥の跡継ぎや資産家一族が集まる社交パーティーがある。」

「社交パーティ…ぼく、そうゆうの苦手なんだけど」

「知っているよ。だからこそ君にも参加して欲しい、そして今後のためにも社交の場にも慣れていて欲しいんだ」

「……分かった。」

「ありがとう」

「けど、礼儀とかあんまり得意じゃないからそれは大目に見て欲しい」

「あれだったら私がフォローに入ろう」

「それなら…あと今日からまた悠たちと一緒にご飯食べるから」

そう言いぼくは部屋を出ていき使用人室へ向かった