「本人がそれを望んでいるのでしょう?なら私から何も言わないわ」

「ありがとうございます。本当に…」

「いえ、私からしたら貴方に感謝を伝えたいわ悠が自分の意志をちゃんと言えるようになったのはきっとあなたのおかげよ」

「こちらこそ感謝するべき事が沢山…」

「また今度そちらへお伺いしてもいいかしら?息子のこと再びよろしくお願いしますって」

「父に伝えときますね」

「ありがとう。」
そうやり取りしてると2階から悠が降りてくる

「準備出来ましたよ。満様」
そう言う悠は見慣れた執事服に身を包んでいた

「やっぱぼくそっちの方が見慣れてるし好きだな」

「ありがとうございます満様」

「じゃあ本当にありがとうございました…!」

「行ってきます。」

「行ってらっしゃい」
そう言い美月は2人を見送った