「ごめんなさいねもう神宮寺家に仕える人間じゃないから会えないですって」

「そう、ですか…
こちらこそ急に押しかけてしまいすみません。」

「大丈夫よ。それに私的にはあなたが来てくれたこと嬉しいのよ」

「えっ…?」

「だって悠、戻ってきてからずっと元気なかったのよ。
きっとあの子も未練があるのよ」
そう言うと悠の母親篠宮美月は少し切なげに言う

「未練……」

「神宮寺家…いや、貴方に」

「ぼく…あっ私に…」

「そんな気にしなくてもいいのよ。
話しやすいようにしてちょうだい」

「ありがとうございます。」

「だから…会ってくれないかしら、貴方もきっとただで帰るつもりは無いでしょう?」

「それは…」

「ここで話さなければ互いに後悔したままよ。」

「……分かりました。悠の部屋へ案内してください」

「ええ。こっちへ来てちょうだい」

そう言われ満は悠の部屋へ案内される

「二人だけの方がいいでしょう」
そう言い美月は1回へ降りていった