車内にて

「てか篠宮家ってどの位で着くんだ?」

「20分ほどですねそこまで遠くありませんよ。」

「楽しみだなー!」

「遊びにいく訳じゃないですよ」

「でもこの状況で楽しめる佳奈がすごいよぼくは少し緊張してるこの格好慣れないし」

「似合っていますよ満ちゃんそれにその姿なら悠くんも…!」

「はーいエマ自重しような」
そんなやり取りをしていると篠宮家の前に着いていた

「もう後には引けないよな…!」

「私たちは車内で待っていますね」

「はぁ!?」

「じゃあ頑張って来いよ満!!」

「ぼくひとりでかよ!?まあ、行ってきます…」

「「いってらっしゃい!」」
2人に見送られると満はインターホンを押すと家の方から返事が返ってくる

「どちら様でしょうか?」

「……神宮寺家の、神宮寺満と申します。」

「神宮寺の…!すみません今開けますね」

そう言われしばらく待っているとドアが開けられる
「はじめまして、神宮寺満と申します。
篠宮悠さんはいらっしゃいますでしょうか」

満は慣れない敬語ながらも悠と一緒に練習した事を思い出しお嬢様らしい振る舞いをする

「悠?居るわよもしかしてそっちに居る時なにかしちゃったかしら?」

「いえ、私が個人的に用があっただけです」

「そうなの?上がってちょうだい」

「ありがとうございます。」
そう言い満は篠宮家へと上がる

「悠呼んでくるわね」

「ありがとうございます。」