「嘘…」
突然伝えられた別れにぼくは思わずその場を逃げ出した

「嘘だろ…なんで…!」

「今なら…まだ、」

「けど…向こうがせっかくこっちを気遣ってくれてるんだわざわざぼくがそれを無駄にする必要はないよな……」
それにきっと今会ったら引き止めてしまうそれは悠に迷惑をかける事になるぼくのわがままで引き止める訳にはいかない

「今日はなんか疲れたな…もう寝よう。明日も休みだし…今日の夜はいらないって伝えておかなきゃ…」

気づいたらぼくは目を閉じていた