「ねぇ満ちゃん、絶対この服満ちゃんに似合うと思うんだよね…!」
そう目を輝かせながら薫は満とショーウィンドウにある白いフリルのあるワンピースを交互に見つめる

「いや、こうゆうのは薫の方が似合うでしょぼくこうゆうのあんまり好きじゃないしな」

「そう?」

「うん、こうゆうのは薫みたいな清楚な人の方が似合うって」

「じゃあ少し見てみようかな」

「いいんじゃないか?」

「よしじゃあ満ちゃんが選んでよ」

「えっ!?ぼく?」

「うん」

「あんまりこうゆうのよく分からないんだけど…」

「良いって!」

「分かった…」
自信がないながらも真面目に選ぶ満だった

「これとか…?」

そう言い白を基調とし後ろにがリボンの編上げになっているワンピースを手渡す

「すごいセンスいいね!」

「そうなのか……?」

「じゃあこれくださーい」

「かしこまりました」

「即決!?そんなんでいいのか……?」
こうして2人は街を歩きながら買い物していた

「あっ」
歩いてる途中満は紳士服店の前で足を止める

「どうしたの?」

「いや…」

「もしかして…!例の執事さんにネクタイをプレゼントとか?」

「そ、そんなんじゃ…ないけど…」

「満ちゃんって結構わかりやすいね」

「違うし…」

「まあまあ、いいんじゃない?お嬢様からプレゼントを貰えて喜ばない執事なんていないって、私もなにか買っていこうかな」

「そう、だよな…」
そう言い紳士服店へと入りネクタイコーナーを見る

「あっこれとかいいかも…」
そう言い深紅色で控えめにストライプの入ったネクタイを手に取った

無事買い物が終わり気がつけば夕方になっていた

「あっもうこんな時間またね、満ちゃん今日は楽しかったよ!」

「うん、ありがとうぼくもいい気分転換になったよ」

「それなら良かった、じゃあまた学校で!」

「うん!また学校で!」
そう言い各々帰路へ着いた