「父さん､母さん明日友達と遊びに行くことになったから」
「そうなのね。分かったわ」
「誰とだ？まさか男とだなんて…ないよな？ああ､遊びに行くならお小遣いをやらなきゃな…」
「ちょっ父さん､圧がすごいから落ち着け…！！」
なんかこの人あの日以来めちゃくちゃぼくに過保護だなそして甘いな
「まず､友達ってのは薫…天王寺家の娘さんだよ」
「天王寺…ああ､あのそれなら問題ないな､わかった。楽しんでくるといい」
「ありがとう」
「それとお小遣いをやろう」
「すぐ現金を持ち出すな！！」
ぼくの渾身のツッコミが響いた
ちなみにあの後何回言っても聞かなかったので大人しくすごい金額のお小遣いは貰っておいた少なくとも中学三年生の娘に渡す金額じゃないと思う