「気づかないうちに寝てたな…」

ぼくは昨日の父さんの言葉を忘れる事は出来なかった人に対して消耗品のような扱いをするのは間違っているどうしても納得いかなかった

「今日から、父さん達と食べるんだっけ…」

「てか母さんの前だとあの優しい感じってことだよな…嫌すぎる早く食べて早く学校行こ」
そう言い制服に着替え食事をとりに大広間へと向かった

「あら、おはよう今日からこっちで食べるのね満」

「おはよう、やっぱ家族の時間も大事だよなーって思って」

「そうよね!私も篤さんも嬉しいわ!」

「……ぼくもだよ。」
そんな事を言っていると食事の用意がされていた

「「「いただきます。」」」
そう言いすぐ食べ始めいつもより早く食べることを意識した

「ごちそうさま。ぼく少し早いけど学校行ってくる送りとかなしでいいから」
そう言い部屋を出て自室へ向かい荷物を持ち玄関へと向かったその時悠が現れた

「満様…いってらしゃいませ。」

「あれ、着いてこないんだな」

「…満様はその方が嬉しいでしょう?」

「まあ目立つしな…じゃあ行ってくるよ」

「はい、いってらしゃいませ。」
そう挨拶する悠の声色はどこか寂しそうだった