奈々子の夫であり椿の父は浮気性だった。 そして何回目かの不倫が発覚したときに、奈々子は父と離婚した。 それは椿が小学3年生の時の出来事だった。 そのせいか、椿はまだ学生の頃から奈々子に「誠実な男性を選びなさい」と言われ続けてきた。 そして椿はその教えに従い、信という実直な伴侶を得る事が出来た。 ただその伴侶が早くに亡くなることは想定外だったけれど・・・ 奈々子は自らと同じく女手ひとつで子育てをすることになった娘を支え、翔真の面倒をよく見てくれる良き祖母だった。