龍は右手を顎に当て、その長い足を組んだ。

「まあ・・・確かに若くて綺麗な女は腐るほど寄ってくるが、彼女達の誰かと結婚し、子を成そうとは思わない。」

「どうして・・・?」

龍は鼻で笑った。

「フン。女なんか信用ならんからな。」

「・・・・・・。」

「それに俺は翔真君がいたく気に入った。実は最近、公園で遊んでいた翔真君と話をした。」

この男、いつの間に!!

翔真も翔真だ。

知らない人とは話してはいけないと、あれほど言い聞かせているのに。