「ここまでの話は、理解できたか?」

「ええ・・・なんとか・・・」

「そして今、久我山家の血を受け継ぐ子は翔真君だけだ。だから、俺は次の後継者を翔真君にしようと決めた。」

「え・・・?」

「だから、翔真君を俺の子として迎えたい。」

「は・・・?!」

椿には、龍の言っていることがまるで理解できなかった。

どうして、わざわざ翔真を自分の子にする必要があるのか。