「何?今の電話・・・。ずっと待っているって言われても・・・」

無視したほうがいいわよね・・・?

けれど翔真のことと言われては、穏やかではいられない。

私や翔真の名前を知られてるなんて、どういうこと?

椿は思い出した。

『スーパー三つ葉』で自分を調査している男がいたことを・・・

このままではモヤモヤが治まらない。

椿は思い切って教えられた電話番号にかけてみた。

電話口からは、女性のハキハキとした声が椿の耳に飛び込んできた。

「お電話ありがとうございます。久我山学園東京校高等部受付ミナミでございます。」

本当に久我山学園に繋がった・・・