陽子が帰った後、椿は信の仏壇の前に座り、目を閉じた。 信・・・あなたは龍さんに理事長の座を譲ることで、母親の愛を奪ってしまった償いがしたかったのね。 そして心から龍さんに幸せになって欲しかったのね。 ねえ信・・・あなたが願っていたこと、私と翔真が叶えてもいいかな・・・