未亡人ママはスパダリ義兄の本気の愛に気付かない


まりあはうっとりした目をしながら、頬杖をついて語り出した。

「銀先生って素敵だよね・・・カッコイイし優しいしデキる大人の男ってカンジでさ。まりあ、軽い気持ちでモデルのバイトに応募したんだ。時間の割に給料高いし、ヌードになっても構わないって思ってた。でも銀先生は、君は嫁入り前のレディなんだからヌードになんかならなくてもいいんだよ・・・って言ってくれた。まりあのことレディなんて言ってくれたの銀先生が初めてだった。いつもアバズレとかビッチって言われ続けてきたから・・・」

そう言い、まりあの顔が悔しそうに歪んだ。

「だって仕方がないじゃないか。ママは働かないで酒ばっかり飲んでるし、食べる為には私が水商売でもなんでもして働かなきゃならないんだ。」

「まりあちゃん・・・。」

若さと美貌を振りかざすだけの生意気な女の子だと思っていたけど、まりあちゃんも苦労してるのね・・・

椿はまりあの、美しくあどけない横顔を眺めながらそう思った。