当然のように、龍は駅前の大型スーパーまで、椿と翔真の後を付いてきた。
「まったくあなたって子供みたいな人ね。」
椿が呆れても、龍はどこ吹く風でカートを押し出した。
椿は仕方なく、龍が押すカートのかごの中に購入予定の食料品や生活雑貨を入れていった。
その中には米や飲み物も混ざっている。
レジで支払いをし、龍は当たり前のように重い米やお茶のパックの入ったレジ袋を持った。
「これからは重い物の買い出しのときは、俺を使ってくれよ。」
「・・・・・・。」
そんなに簡単に言わないで。
つい頼ってしまいたくなるじゃない。
あなただっていつ私達の元から去ってしまうかわからないのに・・・



