ショッピングモールから出た私は、贈る為のトリュフチョコレートが入った紙袋とカレーを作る為の食材の袋を持って彼の家へと向かう。
彼が住んでいるのは高層マンションの二階
建物が大きいから何十何階みたいな上の方の部屋に住んでいるのかなと思っていたけど
彼曰く、高所恐怖症で高い所が苦手という
そういう可愛いところは好きなんだけどね…
私は、彼の住むマンションの前でLINEを送った
「今、マンションの前にいるよ」
LINEを打ち終えると
すぐに既読がついてスマホを向ける。
「りょーかい。今、鍵開けるね」
そして、最後の可愛いクマさんの“待ってる”というスタンプ。



