「行くならわたしも連れてってくださーい」
遠足気分なのか美夜ちゃんも同行するとのこと
ちゃんと生ぬるい考えじゃ危険なことを伝える
「わかってますよ これでもわたしは…うにゅうにゅ…」
「え?なんて?なんか言った?」
「なんでもないです」
「じゃ怖いから夜じゃなくて明るい時間帯に行こ! あと危険に備えて用心棒も呼んどく!」
「衆《しゅう》くんですね」
再度さすが深鈴!! 用心棒と聞いて衆と気づくあたり鋭い!
「惚れた弱みにつけ込むとは、神子も灰汁《あく》どい」
うっ、辛辣なお言葉 ごもっともです
だけどこの場合他に適任が思いつかないんだもん
ま、惚れた女に頼りにされりゃ本望ってことで



