「ところでさー、衆《しゅう》? あんたなんでみんな手を合わせてる時にペコペコお辞儀してたんよ?」
どうでもいいことだったけど気分のいい帰り道だったんで少し衆でもいじるか!って気持ちで声をかけた
「あぁ~、あれか…あれはなんか祠?みんなが手を合わせてるときに横に着物着たおばあさんみたいなの見えてさ、こっち向かって何度もお辞儀してくんのよ
そりゃ礼儀として返すだろ??」
「えっ!?」
「あぁ~たぶんそれおばあちゃんだよ みんなにお礼言ってたんだね、きっと」
「え…………」
二人して笑う美夜《みや》ちゃんと衆《しゅう》…
わたしと深鈴《みすゞ》は思わず立ち止まって顔を見合わせた…。
「神子《みこ》 鼻の穴 鼻の穴…」
おわり



