廃墟を出る際に入り口の錠前に鍵を美夜ちゃんがかけるのを見て ふとした疑問を思い出した
「そういえば、どうやって許可とってきたの? 鍵までもってたし?」
「あぁ~、ここねうちの身内の物件なんですよ! ほんとは早く解体したいらしいんですがおばあちゃんが反対してたみたいで…」
「そうだったんだ!? まぁ最初はわたしたちに秘密を打ち明けないでおこうと思ってたなら説明しない訳だね」
ほんと、全ての胸のつかえが取れた感じがした
わたしたちはこの廃墟に来た時以上の清々《すがすが》しさと達成感に包まれて帰路に着いていた



