ミステリーサークルって言っても あのミステリーサークルじゃない


「あ、でも、」

わたしは美夜ちゃんの横を通り抜け祠に置かれた鏡を持ち上げると そっと裏向けに鏡を置き直した

「元来鏡はね、霊をはね返す神秘的な力を持つものと言われてるの… この土地から上がってくる邪気を祓うとか、もしこの鏡がそう言った類の鏡だとしたら きっとこうして裏向けて置くのが本来の姿なのかも
こんなに綺麗な装飾がなされてるのもその為じゃないかな…」

わたしはそう言って祠と鏡に手を合わせた
みんなも同じように手を合わせてた
衆《しゅう》だけは何度も何度もお辞儀までしていた

「先輩、神子《みこ》先輩! おばあちゃんがありがとうと言ってます! 元通りだよって」

目に涙を浮かべながら美夜《みや》ちゃんがわたしたちにお礼を伝える…おばあちゃんの分も一緒に…

いろいろあったけど、わたしたちミステリーサークルの初めての本格的な活動は幕を閉じようとしていた
っていうか、こんなことがミステリーサークルの活動なのかはわかんなかったけど?