「それでどうやってこの場所に行こうか考えた末がミステリーサークルだったと…」
わたしの方をチラッと見てくる深鈴《みすゞ》
大丈夫だから、ちゃんと言ってること理解してますから!!
「はい、すみませんでした 神子先輩たちならきっと興味を示してくれると思って、わたし一人じゃ無理だったし、こんなこと頼める友だちもいないから…」
「ほんとにごめんなさい!!!」
「おばあちゃんのこと大好きだったみたいね」
コクンと頷く美夜ちゃん
おばあちゃんの為に美夜《みや》ちゃんは美夜ちゃんなりに一生懸命だったんだ
「おばあちゃんは鏡を返したかったんだけど戦争が始まったり終わったりの混乱でそれどころじゃなくなって『鏡』のことも忘れてたみたいなんだけど…」
「病院がつぶれて、廃墟になって、いろんな噂が流れるようになって思い出したみたいなんです…『鏡』のことを」
「聞こえてくる悪い噂はもしかしたらわたしが『鏡』を持って帰ってしまったからなのかも、と思うようになってたみたいです… でも悪い噂をおばあちゃんが知った時にはもうおばあちゃんは高齢になっていました…」
「どこか心残りや罪悪感がおばあちゃんにはあったのかもしれないね…」
ようやく話の全体が見えてきたわたしはおばあちゃんの悔いがわかるような気がしていた
その想いを孫が聞いてくれてるのがすごく嬉しかったのかもしれない



