みんなして机の下の散らばった破片を避ける 露わになった床の上を歩いてみると コツ コツ コツ コン コン コツ コツ… あからさまに音が違う部分がある 「あったぁぁぁ!!!」 思わず声が出る そりゃそうだろうとしか言いようがなかった 「神子《みこ》 鼻の穴 鼻の穴」 「なるほど これだけの破片の雑音に紛れてりゃここの床の音だけ違うなんて気づかない訳だ、ましてや地下室があるなんて思ってなけりゃね」 わたしの鼻にツッコミながらもやはり深鈴《みすゞ》の判断は冷静で的確だった