雨が止むまで。

いつもと同じ電車が来た合図の音楽が鳴る。

先に来たのは僕の乗る電車だった。

「僕この電車だから。」

「うん。」

なんだか少し寂しそうな顔で頷くユウ君。

電車のドアが開き、人混みにのまれながら乗り込む。

「ばいばい!」

閉まるドア越しに結君が手を振っている。

「…////」

無視は駄目な気がして、周りの目を少し気にしながら僕も小さく手を振り返す。

ゆっくりと電車が動き出す。

また明日。

結君のそんな声が聞こえた気がした。