消えゆく記憶の向こうに

ファンタジー

らいら/著
消えゆく記憶の向こうに
作品番号
1752442
最終更新
2025/05/24
総文字数
1,589
ページ数
1ページ
ステータス
完結
PV数
7
いいね数
2

時は流れ、記憶は積み重なり、でもそれでも忘れたくない何かがある──。
青年エリオは、伝説の時計職人として父の遺志を継いでいた。しかし、彼の心にぽっかり空いた穴は、いくら修理しても埋められることがなかった。それは「時間」への深い疑問から来ていた。時間を刻む歯車が無限に回るように、人間はどこまで時間に縛られ、そしてそれを超えることができるのだろうか?

そんな疑問を抱えたエリオは、ある日、「ティアマト」と呼ばれる失われた都市に関する伝説を耳にする。そこには、時間を操ると言われる神秘的な歯車が眠っているという。エリオはその「時間の箱」を手に入れるため、ひとり冒険の旅に出ることを決意する。

旅の途中で出会ったリュナという女性との出会いが、エリオの心を大きく揺さぶる。リュナは、時間と記憶の繋がりについて深い理解を持っており、エリオに自らの過去と向き合わせる存在となる。エリオは次第に、過去の選択や失敗を受け入れ、時間が示す真実に向き合うことを決心する。

だが、彼が手にしようとする「時間の箱」には、予想以上の大きな力が宿っていた。時間を操る力は、彼にとって祝福でもあり呪いでもあった。過去を変えることはできても、それが本当に自分にとって正しいことなのか? 自分の未来を知ることは、果たして幸せなのか?

エリオが選び取る道の先には、どんな未来が待ち受けているのか──。この物語は、時間の流れに翻弄されながらも、最も大切な「今」を生きることの意味を問いかける、心に残る哲学的な冒険譚です。
あらすじ
時計職人のエリオは、「時間を操る歯車」が眠る失われた都市ティアマトを目指し、旅に出る。そこで出会ったリュナと共に、エリオは過去の選択と向き合わせられ、時間と記憶の繋がりを学んでいく。しかし、時間を操る力を手に入れたことで、彼の運命は予想外の方向に動き出す。果たして、彼は過去を変えるべきか、未来を選ぶべきか?

目次

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