For Myself

ある程度原因が究明できたため検査が終わる。彼女は疲れからかなりグッタリとしてしまっていた。



看護師が労りの言葉をかけながら少しゆっくりするように伝える。俺は医者間で今後の治療方針などを話し合いながら決めていく。



胃酸の分泌を抑える薬と胃の粘膜を修復する薬を出すことはもちろん、ピロリ菌の結果が出てピロリ菌によるものでないことがわかったため、ストレス性胃潰瘍であると決断つけられた。



昨日の夕食を食べられなかったのも納得の結果である。ストレスがかからないようにするように指導したり、食事を見直すことになった。



昼から粥状のものへ食事を変更する指示をしておく。食事内容変更可能時間のリミットもかなり近いので早めに指示出しをした。



今後の治療内容を決めたことで次の胃カメラの検査の日程を決めて様子を見ることにした。彼女の体調も良くなったようで状態を説明して、今後の治療についても了承を貰ったあと病室へ送り出す。



看護師には食事を終えたあと体調の変化がないことが確認できたら輸血をすると伝えた。