For Myself

呼吸が落ち着くまで座って待っていると、看護師さんがまた来てさっきの部屋に案内される。採血キットが目に入ってちょっと憂鬱な気分になりつつ、貧血だからということで寝て行いましょうということになった。



でも、なかなか血管が見つからないらしく両腕をこまなく見られる。



小学生の頃にもこういうことがあった。採血をすることがあって私の血管がなかなか見つからずに後回しにされた。



みんな授業をしてるのに最後まで残されて恥ずかしく、さらに、その時何度か失敗されて泣いてしまった記憶がある。



その時、採血が終わって気づいた時には保健室のベッドに横になっていたのだ。あとから聞くと、血を抜いている途中に倒れてしまっていたとの事だった。



今回は元から貧血の可能性が高いということでそのようなことを予め予測してくれたのかベッドに横たわった状態で採血をしてくれるらしい。



看護師さんがやっと血管を決めて針が刺されるものの血管が逃げてしまうらしく、2回失敗されてしまった。



なるべく顔に出ないようにしていたがもうかなり辛く手を引っ込めてしまったら看護師さんに謝られて先生を呼んでくると出ていってしまった。