For Myself

「君はこのまま私たちと一緒に病院に来てもらうよ。これは決定事項、そのまま検査をしたい。」



「検査?なんで…」



「急激な体重の減少や今の様子を見てこのまま放っておくことは医者として出来ない。



そして、何より問題なのは自覚がない事だ今まで見てきたってどこか他人事のように捉えているだろう?このままだと、確実にあと数日で倒れる。運が悪ければ死にも至る。」



そんなに私って酷い状況なのかと思ってしまった。結構な大事になってしまって迷惑をかけてしまい申し訳ない。



「(保健室の)先生。ちょっと、この子と一緒に帰る支度をしてもらっていいですか?私たちはさっきの場所の片付けをして待っているので。」



「分かりました。このことについて担任や校長、その他の先生にも伝えておきます。」



「そうか。管理職の先生には私が直接伝えに行きますね。それよりも、この子が倒れないか見張っててあげてください。」



見張られるなんて今まで無かったのに。そう思いながら保健室の先生と一緒に部屋を後にした。



「立石さん。親御さんには私から連絡するね。」



教室に向かう時に言われたがその言葉に敏感に反応してしまった。



「あのっ!それは嫌です。私から、連絡するので…。大丈夫なので。」


「そういう訳には行かないのよ。学校の規則でね。」



私が親に迷惑をかけてしまう。今までの頑張りが無駄になってしまう。そう思ったのに、唇を噛むことしか出来なかった。